数字を見てもピンとこない…そんな経営者の方へ
「利益は出てるはずなんだけど、あまり手元に残らない」 「月末になると、なんとなくの感覚で次の方針を決めている」
そんな“なんとなく経営”から抜け出すために、多くの経営者が取り入れているのが、 月次の売上・利益の推移レポート」です。
今回は、右腕サンの実際の支援事例も交えながら、 このレポートがどのように経営を変えるのかをご紹介していきます。
1. 月次レポートとは何か?|目的と構成
■ そもそも「月次レポート」って?
経理上の「試算表」とは違い、 月次レポートは社長のための意思決定ツールです。
含まれるのは:
- 月別の売上推移
- 粗利と経費のバランス
- 外注費・人件費・稼働時間の比率
- 前月比や前年比の増減
数字をただ羅列するのではなく、経営の打ち手を考える「気づき」が得られる構成にするのがポイントです。
2. なぜ経営者に必要なのか?“感覚”の限界
■ 感覚では気づけない「利益の盲点」
たとえば売上が伸びている月ほど、
- 広告費が過剰になっていたり
- 外注が増えて粗利が減っていたり
数字が見えないと、“伸びてるからOK”という感覚判断で済ませてしまうこともあります。
しかし、数字で整理すると、
- 「売上は上がったのに利益率が落ちている」
- 「人件費が固定費を圧迫していた」 など、次のアクションにつながる発見が生まれます。
■ 時間の感覚と数字のズレ
「この案件、すごく忙しかった」→ でも粗利は20万円だった 「たまたま入った案件」→ 実は時給換算すると最も効率が良かった
経営のリズムは、体感と数字が必ずしも一致しません。 月次レポートは、“体感”では見えない真実を提示します。
3. 右腕サンのレポート例|「見るべき数字」を整える
■ Googleスプレッドシートを使って“意思決定に使える形式”で
右腕サンでは、freeeやマネーフォワードなどの会計データをもとに、 以下のようなレポートをGoogleスプレッドシートで整えます。
- 月別売上/粗利/経費の推移表
- 支出比率のグラフ(人件費・広告費・その他)
- 要点を1枚でまとめた「経営分析レポート」
こうした資料により、
- 経営MTGでの方針決定が早くなる
- 外部パートナーとの戦略共有がスムーズになる
- 振り返りが数字ベースでできる
といった効果が得られています。
■ 実際の声:
「月次レポートがあれば、定例会議のテーマが“感覚”から“事実”になった」 「なんとなくの不安が“見える不安”になり、打ち手が考えられるようになった」
4. 仕組み化することで“数字を見る”が習慣になる
経営者が毎月数字を見る習慣を持つことで、
- 「今月はどこがズレた?」
- 「来月はどこを抑える?」 といった思考の軸が毎月更新されるようになります。
これを“社長ひとり”で毎月整えるのは至難の業。 右腕サンでは、
- 会計データの整理
- 重要数字の抽出
- フォーマットへの反映 をまるっと代行する仕組みを整えています。
5. ベネフィットまとめ:数字が味方になると、経営は変わる
項目 | Before(導入前) | After(導入後) |
---|---|---|
判断の根拠 | 勘・経験・思い込み | 数字に基づいた分析と行動 |
経営のスピード | いつも場当たり的 | 会議や決定が迅速になる |
不安の正体 | 漠然とした危機感 | 「何がズレているか」が特定できる |
社長の役割 | 現場と数字の板挟み | 数字をもとに“次の一手”に集中 |
まとめ:「感覚」で経営する時代は終わった
ひとり社長や少人数組織ほど、 「数字を見なくても感覚でなんとかなる」と思いがちです。
でも、事業が大きくなるほどその限界はすぐにやってきます。
右腕サンでは、月次の売上・利益レポートを通じて、 “感覚に頼らない経営判断”を習慣化するお手伝いをしています。
数字に強くなることは、経営者にとって“最大の武器”になります。
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