結局、最後は全部“自分がやる”になっていませんか?
「チームはいるけど、判断は全部自分」 「細かい確認や進行も、結局社長に返ってくる」 「頼れる人がいなくて、手も頭もパンパン…」
右腕サンに寄せられる相談の中で、最も多いのがこの「自分で抱えすぎて限界」という状態です。
では、社内に“頼れる人”がいないとき、何から整えるべきなのでしょうか?
答えは明確です。
「業務の構造」を整えること。
今回は、右腕サンがご一緒している企業の事例をもとに、 ひとり経営や少人数チームの限界を突破するための実践的なアプローチをご紹介します。
1. 「人材」より先に、「構造」を整える
多くの経営者は「誰か優秀な人が来れば変わる」と思いがちですが、 仕組みがない状態では、どんな人が入っても“社長の補助”以上にはなりません。
■ よくある構造の問題:
- タスクが属人化していて、他の人が手を出せない
- ルールや判断軸が言語化されていない
- 誰が何を見て動いているのか、全体像が見えない
まず整えるべきは、業務の構造・役割の設計・情報の整理です。
2. 実例:「頭の中が整理されて、やりたいことに時間を使えるようになった」
ある経営者の方からいただいたご相談: 「数字や業務の管理が後回しになっていて、ずっとモヤモヤしていました」
右腕サンでは、以下のような支援を行いました:
- 売上・業務・チーム状況を一覧できるダッシュボードを構築
- タスクと目標の整理を伴走しながら実施
- 月次の数字や業務状況を俯瞰するフォーマットを設計
- 定例チェックインの導入で、振り返りと未来の見通しを習慣化
結果として:
- 「やりたいことに集中できる時間と気持ちの余裕が生まれた」
- モヤモヤしていた状態から脱却し、前向きな意思決定が可能に
- 経営に必要な“土台”が整ったことで、視野が広がった
「ようやく、前向きに進める土台が整ったと実感しています」
3. 右腕サンが最初に整える“3つの土台”
① 業務の棚卸し
- 今、誰が何をやっているか?
- どこに属人化・無駄・リスクがあるか?
② 情報の整理と共有設計
- Slack/Notion/Driveなどの構造を再設計
- 「見る場所」「話す場所」「判断する場所」を分ける
③ 役割とルールの明確化
- 決裁ライン/判断基準/報告ルールなどを可視化
- 新しいメンバーでも“自走できる状態”に整える
ベネフィットまとめ:「人に頼らず、任せられる」仕組みづくり
項目 | Before(導入前) | After(導入後) |
---|---|---|
業務の進行 | 社長がすべて管理・判断 | 各自が判断・報告できる体制に |
情報の所在 | 社長の頭の中・Slackに埋没 | 必要な情報が“見える化”される |
チームの動き | 指示待ち/依存状態 | 自律的な提案・進行が生まれる |
社長の余白 | 手も頭もいっぱい | 戦略・人脈・新規事業に集中できる |
まとめ:頼れる人がいないなら、まず「頼れる構造」をつくる
いきなり人材を増やす前に。
仕組みや構造が整えば、今いる人材の力を引き出せるようになります。
右腕サンでは、業務の棚卸しから始め、
経営者が“判断と未来づくり”に集中できる体制を一緒に構築します。
「人材の前に、土台から整える」
その選択が、強くて柔軟な組織づくりの第一歩になります。
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